2014年 12月 03日
出店者紹介 いにま陶房 |
いにま陶房の鈴木 雄一郎・智子夫妻は奈良県から出店してくださいます。
今年度、メインフライヤーとは別に3組の出店者さんを取材したパンフレットを配布しています。鈴木ご夫妻についてもそのなかでご紹介させて頂いていますので、その内容を転載いたします。
いにま陶房 / 陶芸
鈴木 雄一郎 Yuichiro Suzuki
鈴木 智子 Satoko Suzuki
てのひらの背景 Text / Yasushi Hamada
奈良吉野へ鈴木ご夫妻を訪ねたのはサクラの季節だった。
私たちに昼食を用意してくれていて、
雄一郎さんの器でスパイスカレーをごちそうになった。
色んなお話しの中で数年前に智子さんが大病を患い、
一命は取りとめたが手術後に左半身の麻痺が残ったことを伺った。
壮絶なリハビリとの戦いと心の葛藤があったと思われる。
しかしお二人はその経験のおかげで器づくりに大きな変化が現れたと言う。
作家は「なぜ、作る?」という自問に自答できねばならない。
それは深い海底での落し物探しに似ている。
お二人が取り組まれている、掬いやすくて手を添えやすい
“やさしい器シリーズ”は、まだ道具を上手に使えないお子様や
少し手が不自由な方がス プーンを使って食べる時を想定している。
食べ ることの楽しさと喜びも味わってほしい!との
お二人からのやさしさの器でもある。
屋号の“いにま”とはインディオの言葉で“ものをつくる人”と
教えていただいた。
いにま陶房さんの器を手にするといつも、ご夫妻の穏やかな笑顔が浮かぶ。その柔らかな眼差しが見つめる先には“ものづくり”の一つの答えがある。
“だいじなもの”を受け取り、またそっと器を佇ませる。
http://www5.kcn.ne.jp/~inima/
今年度、メインフライヤーとは別に3組の出店者さんを取材したパンフレットを配布しています。鈴木ご夫妻についてもそのなかでご紹介させて頂いていますので、その内容を転載いたします。
いにま陶房 / 陶芸
鈴木 雄一郎 Yuichiro Suzuki
鈴木 智子 Satoko Suzuki
てのひらの背景 Text / Yasushi Hamada
奈良吉野へ鈴木ご夫妻を訪ねたのはサクラの季節だった。
私たちに昼食を用意してくれていて、
雄一郎さんの器でスパイスカレーをごちそうになった。
色んなお話しの中で数年前に智子さんが大病を患い、
一命は取りとめたが手術後に左半身の麻痺が残ったことを伺った。
壮絶なリハビリとの戦いと心の葛藤があったと思われる。
しかしお二人はその経験のおかげで器づくりに大きな変化が現れたと言う。
作家は「なぜ、作る?」という自問に自答できねばならない。
それは深い海底での落し物探しに似ている。
お二人が取り組まれている、掬いやすくて手を添えやすい
“やさしい器シリーズ”は、まだ道具を上手に使えないお子様や
少し手が不自由な方がス プーンを使って食べる時を想定している。
食べ ることの楽しさと喜びも味わってほしい!との
お二人からのやさしさの器でもある。
屋号の“いにま”とはインディオの言葉で“ものをつくる人”と
教えていただいた。
いにま陶房さんの器を手にするといつも、ご夫妻の穏やかな笑顔が浮かぶ。その柔らかな眼差しが見つめる先には“ものづくり”の一つの答えがある。
“だいじなもの”を受け取り、またそっと器を佇ませる。
http://www5.kcn.ne.jp/~inima/
by teshigoto1
| 2014-12-03 22:32
| 出展者について