2012年 11月 23日
お寺に、こだわる。 |
今回の「くらしの手しごと市」や、夏に行う子供向けイベント「あそびの手しごと市」は毎回お寺で開催しています。宗派を問わず老若男女が集う、地域のコミュニティの集会所という昔のお寺の姿を再現したいという目的からです。
今までの開催はすべて海蔵寺さんでした。もともとは職人町であったという南新町に建つそのお寺は、田辺市に住む作家さんのクラフトフェアにはぴったりの場所だと考えたからです。
そして今度開催させていただくのは高山寺さん。子供たちの虫捕りや写生など、その境内は昔から広く開放されています。子供が裸足で走っても安全なようにと、芝生は農薬など使わずに手入れされています。
お寺としての歴史は古く、こちらで行われる「夏のお大師さん」は江戸時代から続く行事。古くは「田辺の二大祭」として田辺祭に引けをとらないほどの賑わいを見せていたそうです。
住職さんのお話によると、この祭には交通手段が徒歩しかなかった時代にも旧田辺市の人だけでなく、周辺の農村部からもたくさんの人が遊びに来たそうです。修学旅行として泊りがけで来る学校もあったとか。
龍神の人などはなんと前夜から一晩かけて虎ヶ峰峠を歩いて来たそうです。
翌朝田辺の町に着いて商店で買い出しをしたりして過ごし、夜はお祭りを楽しみ、そして境内にあった小屋で雑魚寝ながらも泊まり、翌朝帰って行くのだそうです。小屋には露天を出店する方たちも泊まったそうで、なんと一時はサーカスまで来ていたそう。その賑わいを想像します。
近年はその規模もぐっと縮小し、風情がありながらも集まる屋台や人の数は少なくなっていますが、今回の「くらしの手しごと市」ではそのような活気を少しでも再現できればうれしく思います。
今までの開催はすべて海蔵寺さんでした。もともとは職人町であったという南新町に建つそのお寺は、田辺市に住む作家さんのクラフトフェアにはぴったりの場所だと考えたからです。
そして今度開催させていただくのは高山寺さん。子供たちの虫捕りや写生など、その境内は昔から広く開放されています。子供が裸足で走っても安全なようにと、芝生は農薬など使わずに手入れされています。
お寺としての歴史は古く、こちらで行われる「夏のお大師さん」は江戸時代から続く行事。古くは「田辺の二大祭」として田辺祭に引けをとらないほどの賑わいを見せていたそうです。
住職さんのお話によると、この祭には交通手段が徒歩しかなかった時代にも旧田辺市の人だけでなく、周辺の農村部からもたくさんの人が遊びに来たそうです。修学旅行として泊りがけで来る学校もあったとか。
龍神の人などはなんと前夜から一晩かけて虎ヶ峰峠を歩いて来たそうです。
翌朝田辺の町に着いて商店で買い出しをしたりして過ごし、夜はお祭りを楽しみ、そして境内にあった小屋で雑魚寝ながらも泊まり、翌朝帰って行くのだそうです。小屋には露天を出店する方たちも泊まったそうで、なんと一時はサーカスまで来ていたそう。その賑わいを想像します。
近年はその規模もぐっと縮小し、風情がありながらも集まる屋台や人の数は少なくなっていますが、今回の「くらしの手しごと市」ではそのような活気を少しでも再現できればうれしく思います。
by teshigoto1
| 2012-11-23 23:45
| 手しごと市について